当社の社名ADAPTER INC.には「つなげる想い・むすぶ想い」という意味が込められています。

私たちは「日常の食事体験」の定量・定性データを収集し、食品業界にマーケティングデータをお届けすることで消費者と食品業界をつなぎ、むすぶことを目指しています。
データは消費者とのタッチポイントです。それに基づくアプローチを行うことで生産と消費のサイクルが正しく回り、価格に込められた商品価値への訴求が可能となります。
私たちは「データに基づく経営」を加速させることで、将来的にはフードロスの発生機会減少に貢献できると考えています。

「もったいない」を起こさない

食品業界では、生産者(一次生産)、加工者(二次生産)、スーパーマーケット(三次生産)と、一本の川の流れに沿って商品が作られ、そして下流域にいる消費者へと「生きるために必要な『食』」を提供しています。この巨大なサプライチェーンにおいて当社がテーマとしているのが「フードロス」です。
現在我が国では「購入しすぎない」「食材を使い切る」「食べ残さない」といった消費者領域における自助努力が推奨されています。一方、事業者領域では「リサイクル」や「リユース・シェア」といった余剰品へのアプローチが求められています。
私たちは川下である消費者から収集したリアルな消費データを川上の食品業界に提供し、活用・応用していただくことで、過剰生産後の取り組みだけでなく、「フードロスを発生させない」取り組みへ業界全体が一体的にアプローチできる姿を目指しています。

ステークホルダーの幸せ

フードロスがあるということは、そこには「捨てる役回り」の人が必ず存在します。
「せっかく作ったのに…」「もったいないなあ」
そんなやるせない思いを抱きながら自分たちの作ったものを捨てる人を減らし、皆さんの幸せを醸成する。それが私たちの使命だと考えています。

では、「食」を取り巻く人々の「幸せ」とはなんでしょうか。
消費者の皆さんにとっては、美味しいごはんを食べることやおなかいっぱいに食べること。
食品小売業や生産者の皆さんにとっては消費者においしく食べてもらえること、あるいは、作ったものが売れること。
つまり「おいしく食べる」というキーワードこそが、食を取り巻く人々全体の幸せにつながるのではないでしょうか。
私たちは、消費者の皆様の意見を集約して「おいしい」のデータを蓄積し、その情報を食品業界の皆様に活用いただくことで、ステークホルダーにとっての幸せの醸成に貢献できると考えています。